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2010年05月22日(土)14:57  ゲイシャ
間違えました。
カイシャです。
昨日「ミギっち(仮称)は会社興さないの?」と聞かれて、その時は「オサーンがカイーシャ興したら社長業でイパーイイパーイになって肝心のハイクウォリティな製品作成作業が出来ないから無理」と思いました。

でもそのあと気になって会社を興すメリットデメリットについて調べてみました。
すると近年の会社法ではいつの間にか有限会社がなくなっていたり色々変わっているのですね。

で、会社を興す初期費用はおよそ25万(税理士手数料込み)。
資本金は相変わらず1円でもオケー。
なので税理士界では「株式会社を興すと税金が安くなってお得だよ?」と大フィーバーです。世の中に会社が増えれば自分達の仕事も増えるので。

で、どうやら会社にすると諸々融通の利かないデメリットとか、資本金ゼロで株式公開したらすぐ会社を持っていかれそうだけど非公開にしたら個人事業主と大差なくない?とか、でも助成金などをゲット出来れば多少は収入の波が低減できるかも、といったメリットとか色々学ぶうちにひとつ気づきました。

個人事業主は自分の生活だけを考えていれば良かったです。
しかし会社は社会や従業員に対する福祉まで考慮に入れて、それで初めて本来の旨味が出てくるようだ、という事です。
つまり会社をやるには従来の我を捨てて、オープンな考え方に切り替えないと上手くいかなそうだ、という事です。

で、それはそれとしてCGです。
CG会社を安定して回していく為には、恐らくベテランが5人は必要です。
そこまで来て初めて胸を張って「我が社にお任せください」と言えると思います。
これは案外難しい事です。立ち上げ時、まだ仕事のない状況の中で5人のベテランを食わせていくというのは。いえ、その中にやたらと営業の上手い営業超人でも混ざっていれば全然話は別ですが。

それを考えると個人で各々仕事を探し、作業量が溢れそうな時だけ友人デザイナや仲の良い会社さんに手伝ってもらう方が余程ローリスクっぽいです。

CGを買ってくれる相手はメジャーなところではゲーム、アニメ、パチンコ業界くらいしかなく、それらは決して羽振りが良いとはいえない、あるいは激しい過当競争の中でわざわざ新規に会社を興す意義がなかなか見出せません。更に言えば最近は銀行ばかりか信用金庫まで金を貸してくれず既存の数多の中小企業が干上がりかかっている状況ですし。

つまりぼく自身について言えば、従来の考えどおり、CG製作で会社を興すというのは、やはり考えにくいかも知れません。

でも考え方を変えると、CGにまつわる別の、世の役に立つ会社ならアリかも知れません。なので本当に役に立つカリキュラムが組めるのか、責任を持って人の面倒を見れるのか、とか色々考えて行きたいところです。

そうなると、やはりまず本の執筆を完了させる事が筋と言えましょう。
いやあれは広大すぎてかなり苦難の道のりなのですが、地道に進めていきましょう。

よし。

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