昨日は怯えるアメリカ人の子供を英中の兵士から守りぬきました。
エイリアン2に於けるリプリーのように。

あとドイツ人男性に「イッヒ・リーベ・ディッヒ」（愛しています）と声を掛けたら射殺されました。
仕方ないので「ダンケシェン」（ありがとう）と言っておきました。
だってそれしかドイツ語知らないし。

全てXBOX360のロストプラネットというSF戦争ゲームでの事です。
いろいろな国籍のいろいろな人と助け合ったり撃ち合ったりするゲームです。

本当はゲームをやっている場合ではありません。
しかし乏しい知識で外人さんにちょっかいを掛けるのは面白い体験です。
ホントすみません。
仕事も頑張ります。

仕事の方はというと、知らぬ間にファミ通に画面写真が掲載されており、早くも神ゲーム候補になったようです。
んがしかし、ポリゴンの背景に対してバレない程度にレタッチが加わっていました。

恐ろしい。
こういう風に仕上げろという無言の圧力でしょうか。

恐ろしいといえば、セガサターンからシリーズの続いている伝説的なカードゲームがあります。
これのXBOX360版が近日発売されたのですが、これがシステムを根底から覆すようなレベルのバグが大量に含まれるひどい出来（プログラマが乱数をまともに生成する事すら出来ていないとの事）でユーザーが蜂起、メーカーが直に返金する事態にまで発展しました。

この件で気になるのが、後に某SNSで明らかになった、企画者の心情吐露です。
不評を気に病み、心情を吐露するのはいいのですが、よくよく文章を読むと「全部ゲーム業界が低迷しているせいだ（予算や人材の不足のせいだ）」という責任のすり替えを行っている点が大きな問題だと思いました。

「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉があります。
「他人に不備があったので、いい結果が残せなかった」と言い訳しても、客は許してくれません。

プログラマが乱数を生成する能力すら無いならば、それを踏まえて人事にねじ込むなり、ネットで検索して乱数のアルゴリズムをプログラマに見せるなり、とにかく、まずは案件の成功に向けて全力を尽くす事が大切だと思います。

その結果、駄目だった場合は「ごめんなさい」という事になります。
そして移籍するなり、開発体制の変更を提言するなり、自分自身が二度同じ過ちを繰り返さない様に努力しなければなりません。

とにかく、お客さんを喜ばせる事でお金を貰う商売なので、お客さんに対して誠実に、曇りの無い目で案件を成功させる為にあらゆる手を尽くすのが本筋だと思います。
「自分」が自分の責任においてお客さんを失望させないよう、最大限の努力をして、それで初めて運気も巡って来るのではないでしょうか。

・・・・・・・ゲームやってる場合じゃないですね。
ホントすみません。
しかし、XBOX360は勉強になります。
ゲーム作りの考え方が改めさせられます。

ニードフォースピード・モストウォンテッド（NFSMW）も捨てがたかったです。
パトカーとぶつかり合いながら町を疾走するゲーム性も素晴らしいし、なにより次世代機ならではのポストエフェクトをしっかり使っており、非常に絵が綺麗なのが勉強になりました。
（リッジよりもこっちの方が次世代的な画に仕上がっているのに、日本のXBOX事業部が何故この時期にこれを宣伝しないのかが全く分からんです。ロストプラネットといいこれといい、クリスマスを逃してどうするつもりなのかと小一時間問い詰めたいです）

で、NFSMWも面白かったのですが、ここはひとつテストドライブなわけです。
こちらはヴァーチャルなハワイのオアフ島をドライブしたり、家を買ったり、他のプレーヤーとレースをしたりと、割とまったりマイペースで楽しめます。

アタリ発売だけあって、画も操作間隔も懐かしのハードドライビングを彷彿とさせます。
道でない部分までしっかり作りこんであって、道を外れて山を越えて島を縦断できたり、脇道から人の家に乗り込んで行ったりも出来る点が素敵です。

アタリ製らしく、研ナオコのような顔立ちの素敵ギャルをナンパして助手席に乗せられるのも愉快です。

そんな素敵ソフトであるテストドライブですが、日本では売っていません。
そもそも体験版で遊べた面白いゲームの多くは日本では売っていません。

じゃあ秋葉原の洋ゲー店まで買いに行く？
でも、うちからは遠いし売ってるとは限らないし。

というわけで今回は通販を利用する事にしました。
『テストドライブのwiki』
ttp://wiki.web-ghost.net/index.cgi/tdu?page=FrontPage

ここの『海外ゲーム取扱店(ネット販売可能店) 』の中から、今回は下記の会社にしてみました。
『Game Station Online』
ttp://gamestationonline.web.fc2.com/

ここ、所在が外国（香港）だし、ホームページのクウォリティ的にもなにやら怪しげでちょっと警戒したのですが、送料無料と価格の安さ（他店より1000円程度お得）に惹かれ、博打を打ってみる事にしました。

結果として、応答も誠実で予告より一日早く現物が届く素敵会社でした。

素晴らしい。
日本では発売されているゲームが限られているので、きっと今後も利用させて頂く事になるでしょう。

こうして見ると、XBOX360は良くも悪くもメガドラ時代のような楽しさのあるゲーム機だと思います。「次世代のメガドラ」と申しますか。
もう少し日本でも普及してくれるとユーザーとしては便宜上の理由で嬉しいですが、既にハード台分以上の面白みは味わわせてもらいました。

そしてXBOX360。
営業の絶妙なマズさ故に日本では全く売れていないXBOX360。
これは実はかなりのお買い得品でした。

まず「ソフトを買わなくても延々ゲームが楽しめる」。
XBOX360のゲームには、400円程度でソフトの買えるアーケードと、従来通りのヘビーなゲームの二種類があるのですが、どちらも体験版が遊べるのです。
しかも大量に。

懐かしのパックマンの他、ガントレットのような多人数ゲームは、ちゃんとオンライン多人数プレイに対応するように修正されていました。

ぼくは一週間ほどソフトを買わず、体験版で遊んでいましたが、まだまだ体験していないゲームが沢山あります。すごいボリュームです。

で、いまの旬はロストプラネットのオンライン体験版です。
日夜いろいろな国の人が鼻歌を歌ったり、何か怒ったりしながらオンラインプレイを楽しんでいます。アメリカ人女性達が妙におしゃべりだという事も分かりました。

XBOX360は高性能というだけでなく、オンラインゲーム機としてのインフラがしっかり整っている点が最も重要な売りであり、今後のゲームデザインの方向性を色濃く感じさせ、非常に感銘を受けた所でもあります。

かつてゲームがゴツくなりすぎて子供達が離れてゆき、カードゲーム系のお金の掛からない遊びが流行るようになっていましたが、最近ではそんな子供達がDSの力でゲームに帰ってきた、と考えてよいのかも知れません。

でもってWiiですが、誇らしげにショーケースに実物が飾ってありました。
通る人たちも同じ事を言っていたのですが、とにかく思ったよりも小さくて好感度が更に高まりました。
また今後リリース予定のソフトですが、「いつの間に！？」と思うくらい楽しげな物が充実しており、プロモーションビデオも絶妙、Wii&DSコーナーは元気真っ盛りなオーラに包まれていました。

「売ってれば買いたかった」というお客さんもチラホラと。

で、ほぼ同時期発売のPS3とか、DSのライバルのPSPですが、露骨に裏側の棚に乱雑に放置してあり、「まあそういう扱いなんだろうな」という感じでした。
まあ「どこにも売っていない」XBOX360よりは遥かにマシですが、あの陳列だと楽しそうでは無いし、買いたいとも思えませんでした。かわいそうに。

さて、XBOX360。